作るべき鋳物の原形となる原型.通常は製作する材質から木型,樹脂型,金型(金属模型を参照)に分類される.鋳型を介して鋳物を作るために,鋳物の収縮を考えた鋳物尺(伸び尺)の使用,複雑な形状を再現するための鋳型の分割面の取りかた,造型時の模型の変形,あるいは成形した鋳型から模型を取出すための抜けこう配などを考慮した設計が必要.製品形状と同一の現型,に加えて,分割型,回し型,かき型などの特殊技法による鋳型製造に用いられるものもある.