2種類以上の高分子材料を性質の改良を図って混合する操作および混合物.互いに相溶性のある組合せでは混合物は微視的に均一相を呈し両者の体積比に応じて相加平均的性質を示すが,相溶性のない組合せでは微視的に不均一な分散相になり,性質はおのおのの特徴を合せ持ったものになる.後者で高品質の混合物を得るには分散形態を決める混合方法と混合成分の界面に親和性を与える相溶化剤の選択を吟味する必要がある.分散形態には海-島-湖のような形から棒状や層状まで各種あり,特にポリマアロイとして区別されるものがあ る.