アモルファス状態にある材料をいい,非晶質構造により発生する特性を利用する新素材がその代表的なものである.“夢の新金属”と呼ばれたアモルファス金属(合金)では高強度・高耐食性・高耐摩耗性・優れた磁気特性などが認められており,磁気ヘッドへの実用や変圧器のコアなどの実用が先行している.また,未来のエネルギー問題解決の鍵となる太陽光発電や太陽電池の実用化のためにアモルファスシリコンに寄せられる期待は大きく,通産省のサンシャイン計画の一環として研究が進められた.このほかにも光電変換素子や薄膜トランジスタアレイなどへの応用も期待される.