安定化オーステナイト系ステンレス鋼の溶接において,溶接金属に沿ったごく狭い幅の熱影響部に生じる粒界腐食現象.熱影響部では,1273K以上でMC型炭化物が固溶し,その後に773~1073Kに加熱されるとCr炭化物の粒界析出が生じることが原因とされている.