プラスチックのような有機絶縁物ではアーク放電によりアークエネルギーが供給されると表面層は破壊する.このとき有機絶縁物の表面には炭素のような導電性物質のトラックが生成され,その絶縁性能が喪失される.このような現象は絶縁物表面が乾燥状態においてアークエネルギーの供給によって破壊することから,このような絶縁材料の抵抗性を耐アーク性という.