鋼中の不純物である硫黄(S)はオーステナイト粒界に偏析して粒界割れを起こしやすくし,熱間加工性を悪くする.Sの多い鋼は特に900~1000℃付近で割れやすい.これを赤熱脆性という.Cu,Sn,Asも赤熱脆性の原因となる.