コニカルカップ試験

conical cup test

 頂角60°の円すい形ダイと球頭パンチを用い,指定寸法の円板状試験片を底部が破断するまでコニカルカップ状に成形し,破断したカップの上縁部外径D0の最大値と最小値を測定し,それらの平均値をコニカルカップ値(CCV)として求め,その大小によって深絞り張出し複合成形性を比較する試験法である.この方法は,しわ押えがなく,1枚の円板試験片で試験値が得られるため簡便である.また,この工具と平頭パンチなどを用いてしわ押えのない限界絞り比(LDR)を求めることもできる.