焼ばめ

shrink fit

 車輪やプーリ,ポンプの羽根車(インペラ)などを回転軸に取付ける場合によく用いられる締結方法である.これは,材料の熱変形を利用するもので,車輪を高温に熱して,軸径よりも小さいボス部の穴を拡張しておき,そこに室温あるいは冷やした軸を挿入し,室温に戻したときの車輪の熱収縮と軸の熱膨張で両者を締結するものである.摩擦接合であるが締結は強固であり,要素の軸対称性を保つことができるので,回転体の締結法に向く.