はり理論は,中立軸に垂直な断面は,変形後においても平面を保ちかつ中立軸に垂直であるという仮定に基づいて理論が構築されている.これがはり理論の根幹となるべきベルヌーイ・オイラーの仮定であり,はりや板の古典理論は,この考え方に基づいて導かれている.板理論ではキルヒホッフの仮定,殻理論ではキルヒホッフ・ラブの仮定といわれている.