物体が曲げ変形を受け,断面内に塑性変形が生じている場合,塑性曲げという.弾性変形と塑性変形が同じ断面内に共存するとき,弾塑性曲げといい,全断面が塑性状態になったときは全塑性曲げという.なお,降状応力一定の材料では,長方形断面の場合,全塑性曲げモーメントは,弾性曲げモーメントの1.5倍となる.