すべり帯

slip band

 転位が結晶内部から表面に脱け出した跡として表面に形成される幾何学的な階段の集合である.特に,繰返し変形により結晶表面に局部的に形成される凹凸の激しいすべり帯は残存すべり帯あるいは固執すべり帯と呼ばれ,これが疲労き裂の核となる.