大型鍛鋼品によく見られる欠陥である.鉄鋼中で非常に凝集しやすいリン(P)が偏析した箇所では,Pがセメンタイトを排斥する結果,組織は,ほとんどがフェライトからなり,その中央部には硫化マンガン(MnS)または酸化物などのスラグが多量に混在し,欠陥を形成する.