曲りばりの曲げ解析において,はりの軸線に直角な二つの接近した断面を考え,それらがなす角をdψとする.このはりが曲げモーメントを受けると角dψは(dψ+Δdψ)に変化する.このときこの角度の相対的な変化Δdψ/dψを角ひずみあるいは角dψの変化率と呼ぶ.はり断面の応力やひずみの大きさは,この角ひずみに比例するが,曲りばりでは,それらの断面内の分布は一般に直線的ではない.