応力テンソルσを適当な座標系に関して分解した成分であって,3×3の対称行列によって表される.例えば,直角座標系(x, y, z)に関する応力成分は\[\left[ {{\sigma _{ij}}} \right] = \left[ {\begin{array}{*{20}{c}} {{\sigma _x}}&{{\tau _{xy}}}&{{\tau _{xz}}}\\ {{\tau _{yx}}}&{{\sigma _y}}&{{\tau _{yz}}}\\ {{\tau _{zx}}}&{{\tau _{zy}}}&{{\sigma _z}} \end{array}} \right]\]となる.通常,第1の指標 “i” は考える座標面の方向を示し,また第2の指標 “j” はその座標面に作用する応力ベクトルを分解した成分の方向を示す.【応力,応力テンソル】