圧縮荷重に対する材料の変形,抵抗および破壊強度を求めるために行う.おもに圧縮荷重を受けるもろい構造材料(コンクリート,れんが,石材,ねずみ鋳鉄など)や軸受合金の圧縮(破壊)強度を知るための実用目的および鍛造材,引抜き材,圧延加工材など,塑性加工材料の加工性を判定する簡便な手法として圧縮試験が行われる.なお,引張試験はJIS規格で定められているのに対し,圧縮試験の方法はまだ規格化されていない.