月,惑星などの表面上で地球からの指令により動き回り,地質探査・試料分析などを行う無人の走行車両のことをいう.地球からの通信時間が長くかかる火星などの探査に関しては,表面の起伏・障害物などにローバ自身が自律的に対応し円滑に走行することが求められる.ローバによる探査は,リモートセンシングによる間接探査と,試料を地球まで持ち帰るサンプルリターンの中間段階に位置づけられる.