H-Ⅱロケットで打上げられ,地球周回軌道に達したのち,大気圏に再突入して飛行場に水平着陸する有翼・無人の宇宙往還機.宇宙開発事業団と航空宇宙技術研究所が協力して研究開発を進めている.HOPEは有人宇宙基地との物資の補給・回収や軌道上での微小重力実験などに使用され,再使用が可能なことを目標としている.機体は再突入時の高温に耐えるため耐熱材料に覆われている.