人工衛星などのシステムまたはサブシステム,コンポーネントを供試体として,スペースチャンバを用いて真空状態において,軌道上で遭遇する熱的環境もしくはそれより厳しい熱的環境下にさらすことにより,供試体が正常に動作し,機能,性能要求を満足することを立証するために行われる試験で,衛星などの開発にあたっては必ず実施される.なお,熱真空試験という呼称は,上記のような耐環境性確認試験だけでなく,衛星の熱設計の妥当性を評価するための熱平衡試験を含めて使われることが多い.