船外活動

extra-vehicular activity (EVA)

 宇宙空間において,搭乗員が母船の外に出て行う活動.1965年3月旧ソ連のボスホート2号でアレクセイ・レオノフ中佐が10分間の,同年6月アメリカのジェミニ4号でエドワード・ホワイト大尉が,21分間の宇宙遊泳を相次いで実施して以来,人間の持つ作業に対する柔軟性・適応性を最大限活用するため技術の発展が図られ,アポロ計画での有人月面探査,スペース・シャトルでの故障衛星の回収・軌道上修理などの複雑な作業も行われるようになった.宇宙ステーション時代を迎え,基地本体の組立て/運用/保守,実験装置の交換などさらに高度かつ長時間の船外活動が必要となってくる.