熱風炉

hot stove

 高炉内のコークスを燃焼させるためには1000~1300℃の空気を必要とするが熱風炉はその高温空気を得るための設備である.熱風炉は一種の蓄熱式熱交換器であり普通3~4基設置されそれを順次に切替えることにより高炉用送風機から送られてきた空気を必要温度まで昇温し連続して高炉に供給する.熱風炉には蓄熱用れんがを熱するため,燃焼高温ガスを必要としそのための燃焼室とその高温ガスを蓄熱するために蜂の巣状の穴を有するれんがを充てんした蓄熱室とで構成されている.鋳鉄融解用たて型炉(キュポラ)と組合せたものを熱風キュポラという.