本機は熱硬化性樹脂に対して使用される.樹脂はトランスファポットと呼ばれる加熱室中で通常150℃程度に加熱され,金型を流れるのに十分な柔らかさになった後,金型キャビティ内に圧入され,成形される.移送成形機とも呼ばれる.材料圧入の際に圧縮成形プレスを用いるポット式成形機とプランジャと呼ばれる補助ラムを用いる成形機がある.後者には,金型を閉じた後,材料をトランスファポットに入れる上部補助ラム式と材料を入れた後,金型を閉じる下部補助ラム式がある.