段塔形式の気液,液々接触装置において,各段を去る気体または液体が熱力学的平衡にあるものとするとき,こうした段を理想段という.実在する段は理想段ではない.ある分離の仕様が与えられたときに,実際に必要な段数と理想段と仮定した場合に必要な段数との比により,段塔の総合的性能を評価する.これを塔効率という.