テーク・アップ・ワインダ

take-up winder

 繊維原料ポリマを加熱溶融し,紡糸口金ノズルから空気中に冷却しつつ吐出し,繊維を形成する溶融紡糸機において,繊維を定速で引取るための巻取装置.従来,巻取速度が毎分500~1000mであったときは,未延伸糸として巻取られることからテーク・アップ・ワインダと呼ばれていたが,近年では,巻取速度が毎分5000~10000mで,分子配向の充分な延伸糸で巻取られる超高速紡糸機,あるいは直接紡糸機として高効率合繊製造プロセスの時代にもなっている.