ディーゼルパイルハンマ

diesel pile hammer

 動的なくい打ち機の一種で,二サイクルディーゼル機関を使用し,ラムと呼ばれる鉄すいの落下最終行程における打撃力と爆発反力によってくいを打込むものである.ラムの上昇行程では排気と吸気を行い,落下行程で燃料噴射と空気圧縮を行い,この動作を繰返すのである.国産の機械では,ラムの重量として12.7kN級から78.4kN級まで製作されている.しかし,公害問題のためその使用が次第に制限されるようになり,その対策として,防音カバーの使用や油煙防止のための燃料の完全燃焼について研究されている.