メリノ種といった比較的長い羊毛繊維で背広やスーツ地用の糸を作るのをそ毛紡績という.工程としてはせん毛-洗毛-カーディングーギリング→コーミング-バックウォッシング-前紡-精紡からなる.バックウォッシングまでをトップ工程と呼び,繊維をすいて,真すぐに伸し,不純物や短い繊維を取除く.前紡はボビナあるいはローバと呼び,ひも状の粗糸をつくり,精紡で繊維束を索伸,加ねんしてそ毛糸にする.毛糸紡績には短い繊維で糸にする紡毛糸紡績が別にある.