精麦とは大麦の外皮部分を除去し食用として利用できるよう調製することである.外皮除去を行う精麦機には金剛砥ロールを用いた縦型,横型の研削式と回転ロールによる摩擦式のものがある.精麦は初めに研削式で行い,仕上げに摩擦式が使われる.両方式合せて20台以上の精麦機が使われる.摩擦式の精麦では約5%の加水が行われる.精麦製品には押麦,白麦,米粒麦があるが製品の歩留まりは50~60%である.白麦,米粒麦は,研削式による精麦の途中で麦粒切断機で中央の縦溝部で縦断される.