スパイラルミルとも称する.熱間圧延した帯鋼のコイルを素材とし,常温で順次巻戻しながら連続的にスパイラル状に管成形を行い,エッジ接合部をアーク溶接して所定長さに走行切断して鋼管を製造する設備である.生産能率は低いが,設備費が少ないわりに大径溶接鋼管を容易に製造できるのが特徴である.多品種少量生産に適している.管外径は最大2600mm,管肉厚は最大30mm,溶接速度は最高5m/min位である.管材質は,API 5LS-X70クラス位までである.