スクレープドーザ

scrape-dozer

 スクレーパとブルドーザの両機能を兼ね備えた掘削運搬機械である.履帯式トラクタの腹部にボウルと呼ばれる大きな容器を装備しており,ボウル底板の前縁にはカッティングエッジが取付けられている.トラクタ前方の土工板によって土砂をかき集めた後,土工板を持ち上げてカッティングエッジを地面に食い込ませながらトラクタを前進させると,土砂がボウル内に積込まれる構造である.50mから150m程度の中距離の掘削運搬,地ならし作業に適している.狭い場所で作業ができ,造成工事,道路工事に偉力を発揮する.