真空ろ過機は回分式と連続式に大別されるが圧倒的に連続式が多い.ろ過原理はろ過の推進力としてろ剤の背面に減圧を作用させ表面をおもに大気圧としてろ過操作を行う.真空式ろ過装置の特長は連続式プロセスの分離機としてスラリーの処理能力が大きく,維持費が比較的安いことである.またろ過の適用範囲には制限があり,ろ過抵抗の大きなスラリーに適さない.おもな型式として内筒式,葉状式,水平式があり,特に内筒式ではケークのはく離方法により数種の型式がある.また回分式としてヌッチェ式がある.