コーマ機

combing machine

 綿紡の高級糸や合繊との混紡糸を製造する場合に用いられる機械である.スライバ中の短繊維,不純物を完全に近い状態までくしとって除去し繊維の平行度を向上させることが目的である.本機は,通常コーマ工程とも呼ばれ,カードスライバあるいは練状スライバを数十本合せてラップにするスライバラップマシン,リボンラップマシンの準備機とともに使用される.運転速度は毎分200~250ニップが一般的であるが毎分350ニップの高速コーマも最近実用化されつつある.