真空蒸留ともいう.大気圧以下の圧力下で行う蒸留法.揮発度が極めて低い物質,温度上昇とともに分解・変質する物質を蒸留する場合などに用いられる.塔内では,塔底部において温度および圧力が高くなるから,減圧条件を満足させるためには,塔内を上昇する蒸気の圧力損失を小さくする必要がある.さまざまなトレイが開発されている.→真空蒸留