含じん空気を平板などの衝突板に衝突させて流体の流れを急に変えることにより,粒子の慣性を利用して粒子と流体を分離する装置である.この原理を利用したカスケードインパクタは含じん空気の粒子濃度が低く比較的微粒子の粉度分布の測定に用いられており,衝突板を直列に数段接続し各段での流速を上げその捕集量を計測して粒度分布や濃度を求める.粒子の捕集面のガラス板には再飛散を防止するためにワセリンなどを塗る.