水力と共に風力は人類が古くから利用してきたエネルギーであり,その起源は紀元前3600年のエジプト時代にさかのぼる.風力エネルギーの用途は揚水,製粉,発電などがあり,このところ発電による利用開発が盛んである.現在アメリカ・カリフォルニア州で一番発電されており,出力で世界の85%を占めている.世界の風力エネルギーは1014メガワットと言われ,その半分が利用可能とされる.日本でも1983年からサンシャイン計画の一環として開発が進んでおり,日本の風力発電の能力は総計5345キロワット.