ばい煙濃度計

smoke meter

 燃焼に伴い発生するばい煙(燃焼排ガス)の濃度を測定する装置.一般にはばいじんだけを対象としており,ガス成分を測定対象に含めない.単にばい煙計ともいう.広く用いられているものは,光透過法を原理としており,煙道の両側に白色光源と光電管(またはCdSなどの光センサ)を装着し,ばい煙の流れに直角に光束を通過させて得られる光の減衰量からばい煙の相対濃度を測定する.入射光量に対する不透過光量の割合を不透過度といい,透過度の対数変換により等間目盛の光学濃度としてスモークメータに表示することが多い.また,濃度を5段階に区分けしてスモークナンバで表示することもある.ばい煙濃度計としては,光散乱法を利用した形式のものも活用されている.