環境基準

environmental quality standard

 各人の健康を保護し,生活環境を保全するために維持することが望ましい基準である.基準対象は大気汚染,水質汚濁,騒音,土壌汚染などについて環境上の条件を公害対策基本法第九条の規定に基づいて定めている.なお,定めてある環境基準は,受忍の限度または許容限度というものではなく,行政上の目標としての基準である.現在,基準値は大気・騒音・水質について定めているが,土壌については未設定である.

environment criteria

ロケット,人工衛星などの宇宙機が製造から打上げ,ミッション完了までに遭遇する環境に関して,設計で考慮すべき基本的な項目,条件を示し,耐環境設計のガイドラインとなるもの.これらの環境には,天然に存在する自然環境条件と,宇宙機の飛行に伴って生じる誘導環境条件とがある.宇宙機はこれらの環境下で,搭載するシステム,機器が支障なく作動するように設計されなければらない.