ガラスを再加熱して得られる結晶とガラスとの複合体.生体材料としてはおもに骨修復と歯冠修復に用いられる.前者は骨との結合性と比較的高い破壊強度を特徴としており,A-W結晶化ガラスはすでに広く臨床に用いられている.後者は成形加工の容易さ,生体組織とのなじみや外観の良さなどを特徴としており,雲母などのさまざまな結晶相を有する製品が試されている.