環境に対して,適応的に機能や形状を変更していくこと.臨床的には,動作や特性としての機能が対象に対して適合していることを示す場合もある.骨では,まわりの力学的な環境に応じて増骨と吸収を行って形態が決まるが,このとき最小材料で最大の強度が得られるような『生体力学的原理』によって機能的に適応しているという説がある.運動の種類に応じて骨格筋の速筋と遅筋の割合が変化するのも,機能的適応の例といわれる.