固体力学の非線形問題の解法の一種で,荷重の履歴を条件として設定して目標荷重到達時の応力,ひずみ,変形などを求める方法.荷重が減少する場合には,増分を負に設定する.各荷重段階での解を求めた後,これを初期状態として,次の荷重増分に対する増分解を求め,これを加算する.この操作を目標荷重まで反復的に行う.有限要素法では,各段階での接線剛性マトリックスを求めた上で,ニュートン・ラプソン法とともに用いることが多い.