事例ベース推論

case-based reasoning

 既知の問題事例を共通の形式で整理・蓄積したライブラリを検索し,解決すべき未知の問題に類似な既知の問題を取出し,その既知問題に対する解を修正することで,未知問題の解を得ようとする推論方法である.得られた解は新たな事例としてライブラリに蓄積される.データベース検索とルールベース推論の中間的手法で,知識獲得,推論負荷の軽減などの問題からみると,ルールベース推論と相補的な関係にある.