解析対象となる構造物が大きく複雑な場合,使用するコンピュータの能力をはるかに超えてしまうことがある.このような場合に,対象を複数の領域に分割し,一つの領域内だけに依存する自由度と複数の領域にまたがる自由度を分離する.そして内部自由度で構成される式を解いて内部自由度を領域にまたがる自由度で表す.同様の操作をしたほかの領域の結果を重ね合せ,領域を共有する自由度のみの全体平衡方程式を作りこれを解く.これを個々の領域の方程式に代入し,内部自由度を求める方法.