====== 根軌跡 ====== ==== root locus ==== {{tag>..c13 ..c15}}  フィードバック制御系のゲインのように,パラメータによって特性方程式の係数が変わり,特性根や応答が変化する系がある.このような場合は応答を正確に求めるよりも,良好な応答となるようにパラメータを決めることが重要である.応答は根の位置によって決まるため,パラメータ変化に対応した根の位置を//s//平面上に描く手法が,Evansによって提案された.例えば図の上の制御系の根軌跡は,図の下のようになる.//K//=0の場合3根は,フィードバックのない場合の伝達関数の分母=0の根が×位置にあり[[13:1002971|極]]と呼ばれる.一巡伝達関数の分子=0となる点は[[13:1007054|零点]]と呼ばれる.//K//を増加すると図の太線を矢印のように移動し,//K//=6以上で不安定となる.これより望ましい根を,例えば・位置に選ぶことができる. {{popup> :1004339_01.jpg?400 }} ~~NOCACHE~~