====== 空げき ====== ==== void, pore ==== {{tag>..c10}}  固体中に気体あるいは真空状態の空間があることをいう.固体と固体の間のすきまをいうときもある.粉体がたい積した場合には,その幾何学的形状により空間の割合が決定される.構造材などの内部に空げきがあれば応力集中が発生し,破壊の原因となる.一方,熱応力緩和を目的として設計された傾斜機能材料は,積極的に微小な気孔を分布させている.さらに,空げきを積極的に利用するものとして断熱材があげられる.断熱材の空げき率は90%以上になる.なお,気液二相流中の気泡は[[10:1011983|ボイド]]といい,その体積割合をボイド率といって,空げき率と区別している. ~~NOCACHE~~