====== 対数ひずみ ====== ==== logarithmic strain ==== {{tag>..c07}}  引張試験などにおいて試験片のもとの長さ(標点間距離)を//lo//とし,//Δ////l//=//l//-//lo//だけ伸びたとすると,//Δ////l/////lo//(×100)を公称ひずみと呼ぶ.//d////l//を長さ//l//のときに生じた微小な伸びとすると,そのときのひずみは//d////l/////l//のように定義される.したがって//lo//から//li//まで変形したときのひすみ//ε//は,   \(\varepsilon = \int_{_{{l_0}}}^{{l_1}} {dl/l = \ln \left( {{l_1}/{l_o}} \right)} \)となる.この形から, //ε//は対数ひずみと呼ばれている.これはまた[[07:1006195|真ひずみ]],あるいは自然ひずみと呼ばれることがある.ひずみの小さい間は公称ひずみとの差はほとんどない.変形を何段階かに分けて考えたとき,対数ひずみでは加算すると同じ値になるが,公称ひずみでは同じにならない.圧縮の場合も符号が異なるだけで同様である. ~~NOCACHE~~