====== 擬似乱数 ====== ==== pseudorandom number ==== {{tag>..c01}}  確率過程の数値的実行(軌道計算)には,0と1の間に一様に分布した再現性のある乱数が必要となる.このため通常次の方法などで乱数//U//を発生させ,これを擬似乱数という.まず//c//を一定の整数とし\[{I_{n + 1}} = c{I_n}\left( {\bmod m} \right)\]によって正の整数列//I//1,//I//2,…を発生させる.mod//m//は,//In//を//m//で除した余りの意味.よって\(0 < {I_n} < m\)となる.\({I_n}/m\)を浮動小数点で計算したものを//U//とする.この乗算合同法による擬似乱数は\(m - 1\)の周期を持つ.//m//の値はコンピュータの1語のビット長で決まる. ~~NOCACHE~~