====== 疑似ひずみエネルギー関数 ====== ==== pseudo strain energy function ==== {{tag>..c07}} 生体[[02:1009427|軟組織]]に負荷と[[07:1005927|除荷]]を加えるとヒステリシスが生じる.[[07:1010720|ひずみ]]あるいは[[07:1001440|応力]]を負荷する範囲を固定して負荷と[[07:1005927|除荷]]を繰返し与えると,[[07:1010708|ヒステリシスループ]]がおおむね安定する.この操作をプリコンディショニングと言う.安定した[[07:1010708|ヒステリシスループ]]の負荷経路と除荷経路を異なる[[07:1008337|超弾性体]]とみなして,各経路の応力-ひずみ関係に対して[[07:1010724|ひずみエネルギー関数]]の材料定数を別々に決定する.それぞれの経路に対して異なる[[07:1008337|超弾性体]]とみなして扱えるのが利点であるが,繰返し負荷を与える[[07:1010720|ひずみ]]あるいは[[07:1001440|応力]]の範囲に依存して[[07:1010708|ヒステリシスループ]]が変化するのが短所である.[[07:1010724|ひずみエネルギー関数]]はひずみエネルギー密度関数とも言われる.