機械はその目的によって種々な構造をしているが,それらを機能,形状で分類していき,同類のものに分類できる基本的な要素を機械要素という.機能と形状から分類しおもな機械要素名をあげると,①部品と部品をつなぐ締結要素として:ねじ,リベット,キー,止め輪,②回転運動に関係する要素として:軸,軸受(滑り軸受,転がり軸受),軸継手(スリーブ継手,フランジ継手,たわみ継手,自在継手,等速自由継手),③直線運動に関係する要素として:ねじ(送りねじ,直動玉軸受),案内機構(滑り案内,転がり案内),カム機構,シリンダとピストン,④動力回転運動を伝達する要素として:歯車,摩擦車,ベルトとプーリ,チェーンとスプロケット,⑤運動の制動,制御する要素として:ブレーキ,クラッチ,ダシュポット,⑥エネルギーの蓄積放出をする要素として:フライホイール,ばね,アキュムレータ,⑦流体関係の要素として:管,管継手,弁,圧力容器,⑧液体を密封する要素として:ガスケット,パッキン,オイルシール,Oリング,メカニカルシール,などがある.