目次
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溶融金属(溶湯)を鋳型内に鋳造し凝固させて形作られた製品を鋳物という.溶解-造型-鋳造ラインを持つ鋳物場で,製品の形状と同一の空間を持つ砂型,金型,石こう型,セラミック型などに鋳鉄,鋼,銅,アルミニウムなどの溶湯を鋳造する.溶湯は冷却・凝固過程で収縮する.この縮み分を見込んで模型を作り造型しないと製品は設計寸法より小さくなるので,縮み分(縮み代)を余分に目盛ったものさし(鋳物尺)を用いて模型,鋳型を作製する.縮み代は金属によって異なり,一般鋳鉄で8/1000,Al合金・青銅で12/1000である.