目次
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恒温動物では食物の分解によって生ずる化学エネルギーの約80%は熱となり,その熱の体外への放散機能の巧みな調節によって内部温度を一定(35~40℃)に保っている.熱発生はエネルギー代謝による熱発生のほかに,寒冷時の震えによる筋肉の発熱,疾患などがあり,放熱には熱伝導,対流,放射および蒸発が寄与している.熱発生と放熱のバランスを保つ生体の制御系は,視床下部温度や皮膚温度によって発動され,血流分布の調節,震え,発汗などが引起こされる.