振動
SI unitから始まった標準化は当初の予想を越えた領域にまで進展してきた。
標準化は元来地球に住む人類の最もよく使う長さ、重さ、時間を標準化し、生活上のトラブルを少なくしようとする目的であったと思われる。
それが工業製品の標準化を行うことによって、設計が簡素化され、また貿易が容易にできるようになり、さらに製品の検査の基準も標準化することによって輸出国、輸入国が独自に行っていた検査が、相互認証をすることによって一国だけの検査でよくなった。
これがさらに進み、製品を標準の精度内におさめるためのより基本的な標準化として工場内の品質管理が重要であるということで、工場の品質管理の標準化すなわちISO9000を行うようになってきた。
さらに近年は次のステップとして工場で働く技術者の標準化も行うようになり、等級別に分けた技術者の認証システムができている。このように標準化は止まるところがなく工業製品→工場→技術者の標準化へと進展を続けている。
技術者の標準化として、日本機械学会で2003年から準備が進められているTC108/SC5機械の状態監視と診断に関する技術者認証制度が現在どのように進められているかについてホームページで説明します。
機械状態監視資格認証事業委員会