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No.23-116 第55回トワイライトセミナー ロボット安全装置の歴史探訪-IDEC社製MK1234の紹介
2023年12月5日 18:00 - 19:30
開催日 | 2023年12月5日(火) 18:00~19:30 |
会 場 | 長岡技術科学大学 東京サテライトキャンパス+オンライン(Zoom) |
主 旨 | 当部門では産業機械,化学機械に必須である機械安全に関する学術面からの研究・提言,産業界における実践・研究など,機械安全のあるべき姿を追求している.今や産業用ロボットは工業製品の生産ラインに欠かすことのできないものであるが,ロボットを安全に動かすための安全システムはどのような形で誕生したであろうか.ロボットの安全装置を考えるうえで,IDEC社のロボット安全制御装置(MK1234)はロボット安全システムの先駆けとして誕生した.このMK1234はどのような安全装置で誕生後どのような進化をしてきたのかを辿る機会として今回のセミナーを企画した. |
講演要旨 | 世界中で拡大している産業用ロボットシステムは,安全基準の高まりから信頼度の高い安全制御が要求される.しかし、従来方式の機械式リレーを用いたしくみでは安全性と信頼性・保全性、コストなどの課題があった.そこで世界で初めてフェールセーフで安全確認型の動作原理を有し,ロボットの安全制御を統合的に行う,ロボット安全制御装置が2001年に実用化開発された.本技術はティーチペンダントのイネーブル装置両手操作の安全制御にも採用され,作業者の負担感低減にも貢献した.これら安全の考え方は,産業用ロボットの国際標準であるISO 10218の開発にも展開され,世界標準の拡大と労働者のウェルビーイング向上に貢献した.
本セミナーでは,ロボット大国となった日本の製造業における産業用ロボットの安全面の進化と,それを支えたロボット安全制御装置(MK1234)の誕生秘話,そして,それがどのように現在のロボットシステムと国際規格に影響を与えてきたのか紹介する. |
講 師 | 土肥 正男 氏(IDEC株式会社 国際標準化・協調安全4次元推進部 部長)
吹田 和嗣 氏(川崎重工株式会社 ロボットディビジョン 技術総括部) |
定 員 | 長岡技術科学大学東京サテライトキャンパス会場:20名
オンライン受講:80名 |
参加費 | 長岡技術科学大学東京サテライトキャンパス会場:
正員:1500円 会員外:3000円 学生員:無料 一般学生:500円 オンライン受講: 正員:1000円 会員外:2000円 学生員:無料 一般学生:500円 ※参加費は全て税込み価格です.本会の消費税の取り扱いについては,「よくある質問」をご参照ください. ※参加費は全て税込み価格です.本会の消費税の取り扱いについては,「よくある質問」をご参照ください. |
申込方法 | 下記に記載の注意事項を予めご一読の上,Peatixでのお支払いをお願いいたします. 1名ずつお申込みください. URL: https://jsme23-116.peatix.com ※参加費が無料の方も,お申込みをお願いいたします. |
お申込の際の注意事項 |
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聴講料の支払いについて |
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問合せ先 | 〒162-0814 東京都新宿区新小川町4番1号 KDX飯田橋スクエア2階
一般社団法人 日本機械学会 産業・化学機械と安全部門(担当職員 中嶋) 電話:03-4335-7614 E-mail:y.nakajima@jsme.or.jp |
報告書 | 第55回トワイライトセミナー実施報告書_rev0.pdf |